柴田研のミッションについて


敏感肌・アトピー肌でも安心して使える化粧品を目指しています。
柴田研では、「安全・安心」と「商品性能」を両立するための化粧品材料、製剤化の研究をおこなっています。
色材、界面活性剤・ゲル化剤、紫外線防御剤
を主たるターゲットにしています。







●ナノ技術と天然素材の融合


 分子と同等の大きさ(ナノサイズ)の細孔をもつハイテク粉体であるメソポーラスシリカを合成し、これらのナノ細孔や骨格に植物色素や無機鉱物など身近な天然素材を導入することで、
安全・安心な高機能材料として活用する研究をおこなっています。


研究テーマ
・タール色素フリー化粧品のための、アントシアニン色素の安定化   
・海苔由来の蛍光発色材料   
・穀物由来のフォトクロミック材料
・透明で皮膚浸透性のない無機紫外線吸収剤(酸化鉄系)

●高機能界面活性剤、油性ゲル化剤の開発
肌に浸透してトラブルをおこしやすい「低分子界面活性剤」を用いない乳化技術の開発(高分子界面活性剤や粉体乳化)と、石油由来でない油性ゲル化剤などの開発に取り組んでいます。


研究テーマ
・肌への高付着性高分子界面活性剤
・植物由来の高機能油性ゲル化剤(高い安定性、チクソトロピック性の付与)
・合成材料を使用せずに口紅スティックを作る
・油系ゲル製品(スティック、半固形)の安定性改善技術(発汗、離漿、ブルーミング、折れ、融け)

●唇を美しく・健康に
角層が薄く無防備な部位である唇は、乾燥、色くすみ、アレルギーなどのトラブルが頻発します。トラブル発現原因の究明と、唇を健康に保つための技術開発に取り組んでいます。
独自開発の唇状態解析手法で唇の謎にせまります。

研究分野
・唇の生理研究(水分保持、色、シワ)
・唇用保湿剤の開発